ほころびあう雑貨屋について

知的障害のある方々が1本の糸から手織りした生地で作られた雑貨を仕入れて販売しています。

ほころびあう雑貨屋は織ったままの糸のほころびや凸凹がそのまま感じられる商品もあえて取り扱っています。ほころびがあるからこその可愛さがあったりするからです。既製品にはない斬新な色合いや自由な糸の遊び感、作り手の清々しい心は私たちに元気をくれます。そのほころびを楽しみながら使用していただければ頂ければと思っています。ポーチなどは丁寧に縫製されてファスナーの開閉には問題ありませんが織りの際の糸の多少の出っ張りなどがある場合があります。こうした糸の出っ張りなどを味わいとして受け取っていただける方に使用して頂けると幸いです。

自分にも他者にも完璧を求めて出来ていない事や違うことを非難しあうのではなく、お互いにできる事で助け合い尊敬し合っていける世の中になるように、心からの共存共栄を夢見て始めた雑貨店です。この雑貨たちが自分にも他者にも笑顔溢れるインクルーシブな社会の架け橋になりますように。ほころびが魅力になるように、私たち自身も自分では欠点かなと思うところに価値があったり、人と違うところが気になってもそれだけ違う才能があるというところを大事にしてほしいなと思います。

商品ブランド『ORiiBU』   について

販売している商品ブランド『ORiiBU』は、愛知県豊田市にある社会福祉法人オンリーワンの生活支援事業mateiniの工房で作られています。清々しく明るく楽しい雰囲気の工房です。作家のみなさんの思いが尊重された気持ちのいい空間で雑貨たちは作られています。

雑貨が作られる過程

それぞれその時の自分の直観を大切に糸を選び織っていきます。製作の過程では感受性豊かこその心の葛藤もありすべてがスムーズに進むわけではありません。
しかしそこから生み出される繊細で高度な織り技術や芸術的センスは圧倒的です。
製作している作家の方々は
障がい者ではなく研ぎ澄まされた芸術家です。

心が元気になる雑貨

糸のでっぱりや凸凹感、この可愛さに思わず心がほころびます。完璧を求められる日々に安らぎを与えてくれる雑貨たちです。日々使うものこそ元気になれる雑貨を使ってほしいなと思います。
この雑貨を通してご自分の魅力や価値を思い出してもらえるきっかけになるといいなと思います。